永遠に返せないと思われた500万の借金を6年で完済したエピソード

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北海道で妻・子どもと3人で暮らす年収400万のサラリーマンですが、いろいろな事情が重なり借金総額が500万円まで膨れ上がりました。

自転車操業でかろうじて延滞は免れていましたが、残債は一向に減りませんでした。債務整理の4文字が頭に浮かび始めた頃、ある出来事がきっかけで借金返済がスピードアップ、6年後には見事完済を果たしました。完済までのエピソードをご紹介します。

失業をきっかけに借金生活へ突入!

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結婚を機に長年続いた派遣生活から抜け出し、介護事業所の事務職員として正社員生活が始まりました。給与自体は悪くなく、それなりに生活できていたのですが、残業代が支給されないのが気がかりでした。未経験だし仕方がないと自分に言い聞かせて頑張っていたのですが、休日も少ないことも発覚しました。

事務職員ながら介護現場にも出る日々、気がつけばなんと50連勤。心身共に疲れ果てた末、ある利用者から心無い言葉を言われたことをきっかけに退職を決意、失業生活に突入しました。自己都合退職なので失業保険が出るまで3か月待たなければならず、妻にお金の心配をかけたくないという思いもあり、クレジットカードのキャッシングに手を出したのが借金生活の始まりでした。

「貯金していたから」「バイトしてるから」という言葉を妻はその通り信じてくれたのが、救いでした。その頃の借金総額は50万円、仕事が見つかれば返せると思っていました。

再就職に成功するも、今度は妻が退職

前の介護事業所を退職して6か月後、ようやく医療機関の事務職として再就職を果たしました。休みは人並みの日数に増えましたが、入社1年目の給与は試用期間として3万円引きでしたが、それでも前の職場よりはちょっとだけ高い金額でした。

借金を返し始めるぞと決意した次の日、不妊治療中の妻はこう言うのでした。「通院休みの相談をしたら、会社をクビになった」と。数日後に体外受精を控えていた妻を心配させたくなかったので、「これからは妊活に専念すれば良い、貯金はまだあるし」と答えたのです。

年齢の関係から不妊治療を中断することは考えず、毎回の治療費は楽天カードのリボ払いで支払っていました。毎月1万円+手数料の支払は、当時はありがたかったのですが、リボ残高が150万円に達した頃から返済が苦しくなり始めたのです。

返済のお金を工面すべく、勤務先がメインバンクとしている信金のカードローンにも手を出してしまいました。限度額は100万円、返済はもちろん生活費の埋め合わせに重宝していました。このカードローンが自転車操業の重要ツールだったのですが、今後の借金生活を大きく変えるきっかけとなることは、当時はまだ知りませんでした。

日本学生支援機構から手紙が届いたが、その中身とは?

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体外受精が一発で成功して妻が妊娠3か月を迎えた頃、日本学生支援機構から1通の手紙が届きました。自分の奨学金はとっくに返済したのになぜ?と思いながら封を開けてみると、弟の奨学金150万円を支払うよう求める内容でした。

保証人にはなっていたが連帯保証人になった覚えはないので、翌朝日本学生支援機構に電話で問い合わせたところ「連帯保証人のお母様が返済できないと言っているので、あなたに請求しました」と担当者は言うのです。弟が自己破産したことも、初めて知ったのです。

いきなり150万円返せと言われても無理なのでこちら側の状況を話すのですが、担当者は強気の姿勢を崩さず「返還しなければ法的措置」の一点張り。ラチがあかないと判断した私は、「わかりました」と電話を切り、最後の手段に取っておいたオリコカードのキャッシングで30万円を用意した後、再度日本学生支援機構に「まず30万返還するから、偉い人と話をさせてほしい」と電話したのでした。

さすがは偉い人、こちら側の状況を理解してくれて、残り120万円を分割で返還することで話がつきました。延滞金のストップにも成功しました。

ろうきんフリーローンで借金の一本化を試みるも失敗

借金総額が500万円に膨らんだことに危機感を覚えた私は、低金利で評判のろうきんフリーローンで借金をまとめようと考え、店頭窓口へ相談したのでした。家計の状況と今後の返済計画をまとめて持参したのですが、担当者はそれに目を通すことなく機械的に申込手続きを進める一方、個人加入の労働組合に加入していることを伝えても反応は変わらず、「ろうきんは労働者の暮らしを守るのが役目なのではなかったのか」と軽い不信感を覚えながら、窓口を後にしたのでした。

4日程度で審査結果がわかると言われていたのに2週間以上待たされた挙句、ゴールデンウィーク中の平日に審査落ちの電話が入りました。車のローンが残ったまま債務整理ができるのか、そもそも妻に知られずに手続きを進めることができるのか等、様々な思いが頭をよぎりました。

債務整理について調べた結果、任意整理で借金を整理するのがベターだと考えて、弁護士事務所に相談予約の電話を入れたのでした。

職場のメインバンク(信金)担当者から呼び出された

ゴールデンウィーク明け、いつものように病院の売上金を入金するために信金へ行くと、普段から話をする担当者が私を応接室に招き入れるのでした。借金総額が500万円に達し、いよいよカードローンの追加借入停止の話かと思いきや、フリーローンの勧誘でした。

「別会社の借金を借り換えれば、利息が減って返済が楽になる」と担当者が勧めるので、せっかくの機会だとこれまでの借金の経緯と合わせて、家族を守るために借金を一掃したいことを相談しました。相談の中で、担当者が病院を訪れた際に私の働きぶりを見ていたことを聞かされ、できる限り協力するからという担当者の言葉に後押しされる形でフリーローンを申し込むことを決意しました。

借金完済へまっしぐら!

4日後、担当者からフリーローンの審査に通過した旨の知らせを受けました。

当初は200万円(楽天カードのリボ払い残高)のフリーローン融資、信金カードローンとクレジットカード2社の残高180万円分の融資は半年後の返済実績を見て改めて審査するとのことでした。

楽天だけでも毎月5万円以上の返済だったため、これで10年後には借金が完済できるとホッとした気持ちになりました。関連情報|アディーレ法律事務所 ... 借金 返済

早期返済を目指すために週1回の副業を始めて半年、180万円分のローン審査にも通過し、いよいよ返済スピードは加速し始めました。毎月の返済額は3万5千円、以前の半分となったため返済にゆとりも出てきました。副業が高時給だったので、増額返済も順調でした。

さらに、在宅ワークの存在を知ったことも追い風となりました。平日の帰宅後や休日の1日を活用して、更に3〜4万円の副収入が確保できたので、奨学金の完済も早まりました。最終的にはフリーローン契約から6年で借金の完済に成功しました。

信金の担当者に出会わなければ一生借金を背負ったままで、子どもを不幸にするところだったと考えると、今振り返れば恐ろしさを感じます。企業の一経理担当者でも、金融機関担当者とのコミュニケーションが大切なこと、金融機関の勧めで借金完済に成功したことのエピソードでした。